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My Favorite Things
帝王マイルス・デイヴィスのグループから独立したジョン・コルトレーンは、マッコイ・タイナー、エルヴィン・ジョーンズという彼にとっての最良のメンバーとカルテットを結成。本盤の録音に臨んだ。 本盤のタイトル曲は、リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン2世のミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌。しかし録音された時点では、名作といわれた「映画」はまだ封切られていない。舞台での人気曲ではあっても、この演奏がファンに支持されたのは、3拍子によるジャズの心地よさ、それを叩くドラマーのダイナミックさ、そして何よりもコルトレーンの吹くソプラノ・サックスがこのメロディに非常に良くなじんだからである。コルトレーン自身も気に入り、生涯の愛奏曲となった。晩年にはそれこそ凄まじい演奏になってしまうが、本盤では、かわいらしいメロディを、突き抜けるようなソプラノ・サックスで丁寧(ていねい)に吹いている。そこが人気の秘密であろう。ほかにもガーシュイン、コール・ポーターという大作曲家のスタンダード曲を演奏している人気盤。(高木宏真)
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Thelonius Monk Quartet with John Coltrane - At Carnegie Hall
毎年ジャズの分野に新たな才能が発見されるが、1957年録音のセロニアス・モンクとジョン・コルトレーンによるコンサートほど特にリスナーの心に染みるものはないだろう。これは2005年初めに偶然、アメリカ議会図書館の技師が何の記載もない箱から,見つけだしたものだ。これまで、この2大巨匠が競演したものは3枚のスタジオ・アルバムしかなく、それ以外に残されたものについては、ファンたちは夢見るしかなかった。だが、そんな夢の1枚が存在したのだ。 スターが集まった慈善コンサートにおいて、ニューヨークのファイブ・スポットの前週、モンクのカルテットと共にふたりは演奏して化学反応を起こしていた。コルトレーンの演奏は啓示のようだ。インスパイアされた伴奏者であり、刺激的なソリストでもあり、彼の剛胆で異彩を放つチャレンジ精神で音楽を新たな高みへと運び、時にはあんぐりと口を開けたくなるようなフレーズ、音の塊、勢いよいパワーを吐きだしている。自己の追求とプロとしての困難に板挟みになっていたところ、コルトレーンと新しい感覚の自由を共有して、モンクは明らかにこのテナー・サックス奏者の存在に鼓舞されて、ユーモラスな解釈、そしてピアニストとして秀でた天才ぶりを披露している。このコンサートはヴォイス・オブ・アメリカによってとてもよい状態で録音されており、モンクのクラシック、「Epistrophy」、「Monk's Moods」「Evidence」、さらに印象的なスタンダードの解釈「Sweet and Lovely」を含んでいる。何度聞き返しても飽きないだけでなく、何度でも聞きたくなるアルバム。古典になることは決定だ。(Lloyd Sachs、 Amazon.com)
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Giant Steps
50年代、マイルス・ディヴィスのサイドマンとしてジャズ・シーンの注目を集めたジョン・コルトレーン。のちに独立し、自らのジャズスタイルを確立させるべく、さまざまな方法を模索していた。このアルバムはそうした試みが実を結び、新時代のテナーサックス奏者コルトレーンの革新性が誰の目にも明らかとなった、記念碑的アルバムである。 アドリブの基本原理となるコードチェンジを極限まで押し進めた、きわめてメカニカルな演奏は、当時のサイドマンには演奏が困難だった。途中でメンバーの交代も行われた結果、生まれたのがこの作品だ。しかし、聴いてみると実にスムースに演奏が展開されており、何度か聴けば音楽が論理的に構築されている様子がわかってくる。完成度の高い作品だ。(後藤雅洋)
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Newport '63 |
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A LOVE SUPREME [Verve] |
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Interstellar Space |
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Live at the Village Vanguard Again! |
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Expression |
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One Down, One Up: Live at the Half Note
コルトレーンが伝説的な地位を取り戻した2005年の華々しい『ライブ・アット・カーネギーホール』(原題『Thelonious Monk Quartet with John Coltrane: At Carnegie Hall』。これは今まで“失われて”聴くことができないとされていた1957年のレコーディングからのもので、今は亡きジョン・コルトレーンは彼自身のカルテットの演奏のこのエキサイティングな発見によって、新世代のジャズファンに対してもあらためてその地位を固めた。1965年にニューヨークのハーフ・ノート・クラブで録音された『One Down, One Up』(邦題『ワン・ダウン、ワン・アップ: ライヴ・アット・ザ・ハート・ノート』)は、モンクのアルバムほどすばらしい発見ではない。録音された音は、ラジオ放送から録られたため、かなり未処理だし、モンクのアルバムが巨人同士のめったにない顔合わせだったのとは違い、60年代半ばのコルトレーン・フォーのライヴ・アルバムはほかにもあるからだ。それでもこれほどすばらしいものはない。コルトレーンのテナーとソプラノのサックスは容赦なく音を包みこみ、組み直し、わずかのモード奏法から壮大な盛り上がりを作り上げ、息継ぎの間さえおかない。28分間のタイトル曲や、23分の「My Favorite Things」(邦題「マイ・ファイバリッツ・シングズ」)(彼の生活の糧となった曲)、20分の「Song of Praise」(邦題「ソング・オブ・プレイズ」)のような大作の演奏には、熱中せずにはいられない。激しさと精神的な重みが増していくのを、その飾らない美しさを、バンドのがっちりとかみ合った歯車を、ピアノのマッコイ・タイナーが猛烈にたたき出す音、ドラムのエルヴィン・ジョーンズのめまぐるしい演奏、ジミー・ギャリソンの雄弁なベースラインを、ただ経験するだけでいい。メロディー重視なのは、コルトレーンが彼の短く終わってしまったキャリアの最終期に攻撃的な音のライヴをやめたせいだが、たとえ地図のない領域に攻めこむ場合にも、コルトレーンはリスナーを自分の手のひらから逃さない。(Lloyd Sachs, Amazon.com)
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Sun Ship |
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Coltrane
デラックス・エディションというだけあって、2枚組15曲入りとヴォリームたっぷり。1枚目はオリジナルLPと同じ内容の5曲。注目は2枚目で、こちらには未発表演奏7曲と別のアルバムで発表された3曲が収録されている。 興味深いのはDISC2で、これは思わず「モーニン」かと錯覚してしまうファンキーなテーマをもったマッコイ・タイナーのオリジナル。この曲、ジャズ・メッセンジャーズが演奏すれば典型的なファンキー・ジャズになるのだろうが、なんでまたそういう曲をコルトレーン・カルテットのためにマッコイが書いたのか不思議。そんなこともあって、この曲はこれまで発売されることはなかったが、ついにこのアルバムで聴くことができるわけだ。ちなみにこの曲、テーマはファンキーだけどコルトレーンのソロはいつもの調子だ。 ここに聴かれる演奏は1962年4月から9月にかけてのもの。これらは史上名高いコルトレーンの最強カルテットが誕生して間もない時期の演奏であり、後期とはまた違った初々しさが感じられる。音質面の素晴らしさも特筆もの。(市川正二)
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Live in Seattle |
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Standards |
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Dear Old Stockholm |
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Coltrane Time
不思議なアルバムだ。なにが不思議といって、その顔合わせがなんともミステリアス。ケニー・ドーハムとジョン・コルトレーンの2管をフィーチャーしたクインテットで、ピアノはなんとセシル・テイラーなのだ。実はこのアルバム、セシルのリーダー作として制作されたもので、当初のタイトルは『ハード・ドライヴィング』だった。それが途中から現在のタイトルに変更され、あたかもコルトレーンのリーダー作のように扱われるようになった。でその演奏だが、びっくりするほどオーソドックスなハードバップ。ケニー・ドーハムとチャック・イスラエルのオリジナル各1曲にスタンダード2曲という選曲からしても、ドーハムにとって一番居心地のいい世界だったろうと思われる種類のジャズだ。セシルとコルトレーンは60年代に入ると過激なフリー・ジャズと突入するが、この時点 (58年) ではまだハードバッパーとしての名残を留めていた。だからこのような共演が可能だったのだ。そういう観点から眺めると、非常に興味深い異色セッションだ。(市川正二)
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トランジション |
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Kenny Burrell & John Coltrane |
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Soultrane |
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Lush Life |
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Transition |
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Ascension |
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The Classic Quartet: Complete Impulse! Studio Recordings
1961年から65年にかけてのコルトレーン・カルテットのインパルスにおけるスタジオ録音を録音順に収録した8枚組のボックスセット。マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズを擁するレギュラー・カルテットによる演奏が中心だが、一部レジー・ワークマン、アート・デイヴィス、ロイ・ヘインズの参加セッションも含まれている。アルバムでいうと、『コルトレーン』『バラード』『クレッセント』『至上の愛』『トランジション』などに収録されていた演奏だ。通して聴くと、短期間にカルテットが激しく変ぼうしていく様子をリアルに体験できて、そのあたり非常に興味深い。時間の経過とともに、1曲あたりのサイズもどんどん長くなっていく。なお初登場の未発表別テイク7曲は8枚目にまとめて収録されている。ちなみに本作は98年に発売された日本盤『コルトレーンの真髄~ザ・ジョン・コルトレーン・カルテット・コンプリート・インパルス・スタジオ・レコーディングス』と同一内容。(市川正二)
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Live At The Village Vanguard: The Master Takes
61年にニューヨークのジャズ・クラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」でライブ録音された22曲のうち、以前『ヴィレッジ・ヴァンガードのジョン・コルトレーン』『インプレッションズ』に収録されていた5曲を収めた1枚だ。 コルトレーンは、テナー・サックスとソプラノ・サックスを半々に吹いている。他のメンバーはエリック・ドルフィー(バス・クラリネット)、マッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、レジー・ワークマン(ベース)、エルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)。ジャズのほの甘い側面を削ぎ落とし、超辛口な表現を追求している。 なお、全22曲を収めた『コンプリート1961ヴィレッジ・ヴァンガード・レコーディングス』も4枚組で発売されており、このセッションの全容を知ることができる。(松本泰樹)
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The Complete Africa/Brass Sessions |
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Meditations |
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Like Sonny |
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Trane's Blues
コルトレーンのブルース演奏に焦点をあてたベスト盤。はポール・チェンバースの『チェンバーズ・ミュージック』に入っていた演奏。はコルトレーンの『ブルー・トレイン』から。この2曲はリー・モーガン&カーティス・フラーを含む3管編成によるダイナミックな演奏が最高にごきげんだ。はソニー・クラークの『ソニーズ・クリブ』から。はポール・チェンバースの『ウィムズ・オブ・チェンバース』から。はルーレット盤『ベスト・オブ・バードランドVol.1』に収録されていた60年のクァルテット演奏。ただしエルヴィン・ジョーンズ参加前の録音なので、ドラマーはビリー・ヒギンズ。はジョニー・グリフィンの曲で、グリフィンの『ア・ブローイング・セッション』から。これはグリフィン、コルトレーン、ハンク・モブレーというテナー奏者3人の競演が楽しめる熱演だ。そしては『コルトレーン・タイム』の冒頭に入っていたケニー・ドーハムの曲。ブルース特集というところが最大のポイントだ。(市川正二)
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Love Supreme (Dlx) (Dig)
マイルス・デイヴィスと並ぶモダン・ジャズ2大巨人。ジャズ史の方が彼の足跡を追ってくるという開拓者マイルスに対し、自分と戦い、自己探求に命を懸ける生きざま自体がジャズというジョン・コルトレーン。一番の人気盤は美しいスタンダードが老若男女の心をつかむ『バラード』だが、コルトレーン・ミュージックの神髄といえば本盤『至上の愛』にとどめを刺す。さまざまなジャズを演奏してきたコルトレーン芸術の集大成だ。 神に対する愛を書き下ろした表題作が、30分以上にわたって、荘厳に、そして熱く演奏される。全4楽章からなる壮大な組曲。厳選に厳選を重ねた、100パーセント信頼できるこのメンバーは「至高のカルテット」などと呼ばれた。さらに本盤には、同組曲の、フランスはアンチーブ・ジャズ・フェスティヴァルでのライヴ演奏、アーチー・シェップを加えたクインテットでの演奏、別テイクなど貴重テイクが、CD1枚分(77分!)付いた2枚組というデラックス盤。本編の倍以上の特大オマケだが、名盤は名盤で1枚に完結しているのがうれしい。(高木宏真)
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Soultrane
ジョン・コルトレーンは、60年代のジャズシーンを主導する強力なオピニオンリーダーだった。その彼の初期の傑作が、このアルバムである。晩年のコルトレーンはかなり過激な演奏も行っているが、この作品はオーソドックスなハードバップスタイルで演奏されている。彼の音楽に親しむ第一歩としては、最適の作品といえよう。 入門編とはいえ、彼のテナーサックス奏法の特徴でもある「シーツ・オブ・サウンド」と呼ばれた音で空間を埋めつくす奏法がすでに完成されており、明らかに他のミュージシャンとの違いが実感できる。 特に圧巻なのは、信じられないスピードで演奏される「ロシアの子守歌」だ。この1曲を聴いただけで、コルトレーンの突出した実力のほどがうかがえるだろう。(後藤雅洋)
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Kulu Se Mama |
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Blue Train |
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Blue Train
コルトレーンのリーダー作は、ブルーノートには1枚しかない。それが本作である。 リー・モーガン&カーティス・フラーとの3管編成でのびのび、かつエネルギッシュに吹いている名作だ。ケニー・ドリュー、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズというリズム・セクションの顔ぶれも申し分ない。録音は57年。セロニアス・モンクとの交流を経て、コルトレーンが急成長を遂げた時代の演奏だけに、そのプレイは自信に満ちあふれ堂々としている。 マイルス時代はともかく、コルトレーンのリーダー作にはどこか求道者的な色彩がつきまとう。だがこれは例外的な作品で、ファンキー・ムード満点、解放感いっぱいのハード・バップ・ジャズだ。重い戦車が疾走するようなコルトレーンの重厚なテナー、ブリリアントなリー・モーガンのトランペット・ソロ、もうすばらしいとしかいいようがない。大げさでなく、このアルバムを聴いていると、ジャズ・ファンでよかったとつくづく思う。これほど満足感を味わえるアルバムもめずらしい。(市川正二)
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The Very Best of John Coltrane |
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Impressions |
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Stellar Regions |
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Giant Steps |
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Kenny Burrell & John Coltrane |
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The Gentle Side Of John Coltrane |
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Ballads
おなじみの人気盤だが、今回は単なる再発ではなく、2枚組全22曲入りのデラックス版だ。1枚目にはこれまで同様の8曲が収録されていて、14曲入りの2枚目は未発表演奏が中心。 DISC2はジョニー・ハートマンとの共演盤に入っていた曲だが、ここに聴かれるのはそれに先立つ録音で、マッコイ・タイナーとのデュオ演奏。全部で5トラック収録されている「グリーンスリーヴス」は、シングル盤で発売されたトラック以外はすべて未発表演奏。「イッツ・イージー・トゥ・リメンバー」は1枚目に入っているのが本テイクで、2枚目に入っている7トラックはすべて別テイク。それらの別テイクでコルトレーンはテンポやリズムを変え、さまざまなアプローチを試みている。これを聴くと、いかにコルトレーンが試行錯誤していたかが分かって興味深い。 ルディ・ヴァン・ゲルダーによる最新のリマスタリングによって、音質面も飛躍的に改善された。というわけで、持ってない人はもちろん、すでにこのアルバムを持っている人も看過できない作品だ。(市川正二)
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First Meditations |
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The Last Trane |
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Coltrane Plays the Blues |
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Blue Train
コルトレーンのリーダー作は、ブルーノートには1枚しかない。それが本作である。リー・モーガン&カーティス・フラーとの3管編成でのびのび、かつエネルギッシュに吹いている名作だ。ケニー・ドリュー、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズというリズム・セクションの顔ぶれも申し分ない。録音は57年。セロニアス・モンクとの交流を経て、コルトレーンが急成長を遂げた時代の演奏だけに、そのプレイは自信に満ちあふれ堂々としている。 マイルス時代はともかく、コルトレーンのリーダー作にはどこか求道者的な色彩がつきまとう。だがこれは例外的な作品で、ファンキー・ムード満点、解放感いっぱいのハード・バップ・ジャズだ。重い戦車が疾走するようなコルトレーンの重厚なテナー、ブリリアントなリー・モーガンのトランペット・ソロ、もうすばらしいとしかいいようがない。大げさでなく、このアルバムを聴いていると、ジャズ・ファンでよかったとつくづく思う。これほど満足感を味わえるアルバムもめずらしい。(市川正二)
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Coltrane for Lovers |
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The Olatunji Concert: The Last Live Recording
ジョン・コルトレーンが亡くなったのは1967年7月17日。これは同年4月23日のライヴだから、亡くなる3か月前の演奏ということになる。会場はハーレムのオラトゥンジ・アフリカ文化センター。ちなみにオラトゥンジはコルトレーンと親交があったナイジェリア出身のドラマーで、この文化センターの開設者。 このコンサートに関しては、これまでプライべート録音の存在が知られていたが、レコード化されたのは今回が初。コンサートでは『A Love Supreme(至上の愛)』からのナンバーも演奏したそうだが、今回日の目を見たのは2曲。 そのうちのは、『エクスプレッション』では3分半のバラード調の穏やかな演奏だったが、ここでは28分に及ぶ過激な演奏。は何度も録音しているおなじみの曲だが、ジミー・ギャリソンのものすごく長いベース・ソロからスタートして、そのあとコルトレーンが前代未聞の壮絶なブロウを繰り広げる34分半の長い演奏。まさに鬼気迫る演奏で、これにはに思わず鳥肌が立つ。いやあ、本当にこれはもの凄いアルバムだ。(市川正二)
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Coltrane's Sound |
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Live at Birdland |
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| 2007-01-03更新 |
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